現時点での結論 (主観)
現時点ではブリヂストンは買い増ししません。
同業のTOYO TIRE(5105)が良さそうなので、そちらを別記事で検討します。
・業界世界首位で、比較的好財務でキャッシュフローも比較的安定。
・景気敏感株であり、コロナショックでは業績が悪化。減配もあり。
・高配当株として人気のため、景気敏感株だが利回りが高くなりにくい。
重要指標まとめ (客観)
業種:ゴム製品
重要指標 | 数値 | 判定基準 | 判定 |
---|---|---|---|
過去10年の増益回数 | 3回 | 6回以上 | × |
10年平均営業利益率 | 12% | 10%以上 | 〇 |
配当性向 | 41% | 60%以下 | 〇 |
自己資本比率 | 62% | 50%以上 | 〇 |
流動比率 | 213% | 200%以上 | 〇 |
有利子負債比率 | 25% | 10%以下 | × |
PBR | 1.2倍 | 2倍以下 | 〇 |
過去10年フリーキャッシュフローマイナス回数 | 1回 | 0回以下 | × |
予想配当利回り | 3.44 | 3.6%以上 | × |
過去10年減配回数 | 1回 | 0回以下 | × |
P/L面
高い営業利益率。(この業界は同業他社も同水準の営業利益のため相対的に優位なわけではない。)
B/S面
高い自己資本比率と流動比率。コロナショック以降有利子負債比率は高まったが、上昇傾向ではなく、急激な財務悪化リスクは低いと判断。
PBRは同業種の中では高めで、人気な株である。
C/S面
2022年のみフリーキャッシュフローがマイナスだが、棚卸資産の増加、売上債権の増加、事業売却による支出、固定資産の取得などが要因。内容的に通常運転の範囲内で問題ないと判断。https://irbank.net/E01086/S100T41V/cf
P/L面
コロナショックの影響で業績が悪化。その後回復傾向だが、景気敏感株らしいリスクあり。
配当面
人気もあって配当利回りはあまり高くならない。
コロナショックで減配。安定高配当株狙いには不適。
配当政策として配当性向40%を掲げているが、次期にどうなるかは注目。
配当利回りのねらい目(購入判断タイミング)
過去3年の決算発表時点の配当利回りは約3.5%です。4.0%を超えると急激に買われ始めます。
これを念頭に、日本株市場全体の市況を加味して購入判断を行います。
参考:事業内容
タイヤ(売上90%、利益98%)
化工品、スポーツ・サイクル事業など多角化事業(売上10%、利益2%)
