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2024/8/14 【小松製作所(6301)】お手本のような景気敏感株。配当利回り4%以上を狙え!(愛称:コマツ)

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現時点での結論 (主観)

おいしいタイミングを逃したので、現時点では買い増ししません

分析した感想まとめ

・直近の株価下落に伴い利回りが上昇し、配当利回り的には投資圏内に入ってきた。(一瞬のおいしいタイミングを逃しました。)

・自己資本比率は改善傾向。しかし有利子負債は増加中。

・コロナショックなどの景気悪化にともない業績も悪化。それに合わせてしっかり配当も減配する。

重要指標まとめ (客観)

業種:機械(建設機械)

視点重要指標数値判定※判定基準
稼ぐ力過去10年の増益回数6回×8回以上
稼ぐ力10年平均営業利益率12%10%以上
守る力自己資本比率54%50%以上
守る力流動比率217%200%以上
守る力有利子負債比率42%×10%以下
守る力過去10年フリーキャッシュフローマイナス回数1回×0回以下
気前良さ予想配当利回り4.13.6%以上
気前良さ過去10年減配回数2回×0回以下
気前良さ配当性向40%60%以下
人気PBR1.2倍2倍以下

稼ぐ力

世界2位のブランド力。

同業の日立建機(6305)と比較して営業利益率は高く、コロナショック後のような景気好転時の稼ぐ力は強い。

守る力

自己資本比率は上昇傾向。手元のキャッシュも十分にある。

稼ぐ力

守る力

有利子負債の絶対額は増加傾向。支払う利息がキャッシュフローに負担をかけることは念頭に置く必要あり。

事業継続のため、毎年1000億以上の投資が必要である。好景気時はいいが景気悪化時には緊縮財政となる。

2018年のフリーキャッシュフローの赤字は、ジョイ・グローバル社(現コマツマイニング)の買収に伴い大きな投資が発生したことによるもの。単発のため問題なしと判断。(https://www.komatsu.jp/jp/ir/pdf/apresentation.pdf

気前良さ

かつては配当政策として、配当性向が40~50%の間とされていたが、近年50%の上限は無くなった。(2020年3月期は58%まで上昇。)これは、今後増配するという意味ではなく、急激な業績の悪化時の減配額を軽減するというだけと思われる。

配当利回りのねらい目(購入タイミング)

個人的には、減配されることを織り込んで4.5%以上となるチャンスをピンポイントで狙いたい。

これを念頭に、日本株市場全体の市況を加味して購入判断を行います。

参考:事業内容 (統合報告書2023より)

事業名事業内容売上
比率
利益
比率
建設機械・車両建設・鉱山機械、フォークリフト、林業機械など93%90%
リテールファイナンス建設機械・車両購入時のローン2%6%
産業機械他半導体産業向けに露光装置用光源(エキシマレーザー)など5%4%